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家事の捉え方、日本と海外との違いとは?

2021/08/23

目次

家事の捉え方、日本と海外との違いとは?

海外での家事のあり方?

今の日本では?

家事を取り組みやすいような間取りを取り入れる

まとめ

家事の捉え方、日本と海外との違いとは?



こんにちは、ハレノイエです。
ついに静岡にも緊急事態宣言がでてしまいました( ゚Д゚)
大事な家族や友人を守るためにも、対策をしっかりとって外出は避けるようにしたいと思います。
さて、今回は「日本と海外の家事の捉え方の違い」についてお話したいと思います。
男性が仕事に出て、女性は家事や育児をするといった文化が根強く残っている文化であります。
最近では男性でも育児休暇を取得することも珍しくなくなってきました。

ですが、性別の役割分担がなくなっているわけではありません。
今回は海外と日本の家事のとらえ方の違いについてお話していきます。

▼目次

・海外での家事のあり方?
・今の日本では?
・家事を取り組みやすいような間取りを取り入れる
・まとめ

海外での家事のあり方?

海外では、約8割の夫婦が共働きであり、「働きながら家事を全部こなすなんて無理!」
という共通認識があります。
海外の家事事情は日本と大きく違う点があります。
それは海外の多くの国々では「家事は楽をするもの」という認識で捉えられているのです。

1 家電に出来ることは家電に任せる

アメリカではほぼ9割の家庭に食器洗浄機と洗濯乾燥機が備え付けられています。
食事の後後片付けも、洗濯もすべて機械任せなのがアメリカ人の家事!

アメリカでも専業主婦(ハウスワイフ)といった言葉がありますが、
これは定年した無職の女性や育児のためにやむを得ず仕事を辞めている女性を指す言葉です。
アメリカではあまり家事に意味を見出していないようです。
やらないで済むのならやらないのがアメリカの家事なのです。

2 ハウスキーパーを雇っている

海外ではハウスキーパーにすべての家事を任せる家庭も少なくないのです。
中には住み込みでハウスキーパーを雇う世帯も多いのです。

ハウスキーパーの文化が強いシンガポールでは、5世帯に1世帯がハウスキーパーを
雇用していることからも普及の度合いが知れます。
シンガポール政府がハウスキーパーに対して制度を整備していて5万円~6万円ほどで
ハウスキーパーを雇えるのです。
シンガポールではハウスキーパーのサービスは当たり前なのです。

3 家事を徹底的にシンプルに

朝と晩は基本的に火を使わない食事をしているドイツ。
目立った食文化とも言えますね。例えば朝食はパンにハムを挟んだシンプルな
サンドイッチ、牛乳をかけるシリアルなど。
昼食は外食をし、夕食には再びパンとハム、チーズが並びます。
シンプルすぎるなと思った方、ご安心を!

これは平日の食事の話で休日はまるっきり食卓が華やかになります。
週末は家族全員でバーベキューをしたり、ピザを作ったり!
メリハリがある食生活を送っているのです。

今の日本では?

「日本の男性は家事を世界一しない」というニュースが話題になりました。
ただ、ほんの30年ほど前までは、他の諸外国でも「家事は女性がやるべきこと」
という考え方だったのです。
ではなぜ日本が家事の分担率が低いのか?
日本の実情をご紹介いたします。



1 男性の労働時間が長い

男性が家事をなかなかしない理由として挙げられる理由は、長時間労働です。
日本人男性の週当たりの平均労働時間が47時間ほど、女性が20時間のほぼ倍もあります。

このようなこともあり、拘束時間の少ない女性に家事の負担が偏ってしまっているのです。
日本人男性の家事の分担率を上げるには、労働環境の問題は避けては通れないでしょう。

2 男性が育児休暇を取得しにくい。

フランスやスウェーデンのような家事分担率が高い国々でも、最初から男性が
家事をする共働き世帯はそれほど多くありません。
子どもが生まれ父親の自覚が芽生えると同時に家事にも目が向くようになった
ケースが多いのです。
となると男性の育児休暇が必要です。

日本でも男性の育児休暇は存在しますが、取得率はわずか3%。
ですが、男性の68%ほどが、育児休暇の取得と希望しているという東京都の
調査結果が出ています。
60%近くの男性が育児休暇を取得したいけど我慢している状態が見えてきます。
労働環境の問題からも家事分担率に影響を及ぼしていることが想像できます。



3 家事への価値観が海外と真逆

海外では、家事に対して「ラクするもの」という認識。
一方、日本では「家事は丁寧にきちんとこなすべきもの」という風潮が見られます。
海外なら「忙しいなら仕方ない」で済むのです。

また女性にも「家事はきちんとやらないといけない」強迫観念が強いようです。
夫が休みに掃除をしても、主婦からしてみたら「こんなこと毎日やっているわ!」
といった気持ちでしょう。

少しでも汚れが残っていれば女性がやり直しをして、家事とカウントされないこともあるといいます。

海外と比べて家事のハードルが著しく高いこと、男女で家事に携わる頻度に隔たりがあることも家事分担率が低い理由の1つかもしれませんね。

4 専業主婦に社会的地位がある

家事への完璧さが求められている理由として、日本では専業主婦の社会的地位が認められていることが関係しています。
女性の社会進出が叫ばれている現在でも、専業主婦になりたい女性は一定数います。
「専業主婦にも給料が支払われるべき」と日本人は家事に対して価値を求めていることが伺えますね。

海外では「働いてこそ社会貢献、専業主婦は無職と同じ」との価値観です。
専業主婦は家事のプロフェッショナルという日本の価値観は、海外では理解されに
くいでしょう。
その結果「家事は毎日女性がやるもの」との意識はなかなか抜けないのです。
お休みの日に夫婦でやる趣味くらいの感覚になればもう少し家事の負担が減り、
家事分担率が上がるかもしれませんね。

家事を取り組みやすいような間取りを取り入れる

家事の”あれこれ”で大忙し!
「ご飯を作る」「ゴミを捨てる」という家事の中にも、献立を考えたり、家の中のゴミをまとめたりと……。
日常に少しずつ存在しているけれど、その作業を家事のだとなかなか認識されない”名前のない家事”なのです。
じつは、間取りや動線の工夫で解決できることも多いのです。

「自分のことは自分で!」マイセルフ動線とは?

掃除や片づけを軽減するには、帰宅してからの家族全員の行動を変えることがポイントです。
「自分のことは自分でやる」この習慣は、「マイセルフ動線」を玄関から辿ることで解決できます。
今回は参考程度に2つほどご紹介いたします。

・ファミリークローク

玄関の隣に設置して、上着やランドセル置き場を確保できれば、「ソファーに置きっぱなし…」
ってことはなくなります。
自分専用のカゴを用意しておけばスッキリきれいにまとまるはず!



・パントリー

キッチンに面した大容量のパントリー。
買い物後にまとめて収納できるので、「あれ?どこにしまったっけ?」ということはなくなるはず。
あちこちに収納する手間を省けます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
海外と比べると日本では家事の分担ができていないことが分かりました。
これらはすぐに変わることではありません。
ですが、男性の家事・育児への意識は大きく変わりつつあります。
また間取りや収納のやり方ひとつで家事の負担が格段と減ります。
まずはできることから始めて、お互い納得できるような家事の分担がしたいですね!

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