こんにちは、ハレノイエです。
本日はハレノイエのある静岡県湖西市から車で15分～20分ほど西へ走った先の愛知県豊橋市二川町にあ
る「二川宿本陣資料館」をご紹介したいと思います。

目次

・現在の二川宿
・江戸時代の二川宿
・二川宿本陣資料館
・二川宿本陣のひなまつり
・まとめ

湖西市と豊橋市を結ぶ現在の国道1号線の裏、豊橋市二川町を走る「旧街道」を通ってみると、風情の残る街並みが見えてきます。


ここは東海道五十三次３３番目の宿場町「二川宿」です。
宿場の役割である、旅人の宿泊休憩施設でした。
大名や公家など貴人の泊まる宿であった“本陣”は東海道筋の宿場には2か所しか現存しておらず、その一
つが二川宿本陣です。



二川宿は、戦災による影響を免れたことなどから、今でも宿場町特有の町割りや歴史的な建造物が残っています。
豊橋市では、この歴史的な環境を永く後世の人々へ引き継ぐため、「二川宿本陣」をはじめとした文化財の復元改修などを進めてきました。
しかし一方で、街道沿いの家屋の建て替えが時代とともに個別に進み、歴史的なまち並み景観が徐々に失われつつあります。
このような状況の中、二川町の住民の方々が集まり、まち並み景観を考える活動が始まりました。
その結果、住民をはじめとし、市関係者の意識変化と努力により、景観を考えたまちづくりが進み、現在もなお美しいまち並みが維持されています。

東海道は江戸時代に江戸と京・大阪を結ぶ最も重要な街道でした。
二川宿の規模は他の宿場と比べても小さかったようですが、ここを多くの人が行き交い、多くのものや情報が運ばれました。



▲二川本陣資料館より、二川宿のにぎわい
宿場の一番の役割は、公用の荷物を運ぶことでした。そのため、宿場には一定の人足や馬が用意されていました。

近世交通史上貴重な文化財である二川宿本陣を保存活用し、見学できる資料館として平成3年8月に開館し、平成17年4月には旅籠屋「清明屋」も同時に見学できる資料館となりました。
また、近世交通史、強度の歴史文化を調査研究する機関として、随時企画展や講座等も開催しています。 さらに常設展示には、「東海道」「二川宿」「本陣」の３つのコーナーがあり、江戸時代の街道や宿場、本陣、大名行列などについて分かりやすく知ることができます。



▲大名の宿　二川宿本陣
大名や公家など貴人の泊まる宿であった本陣は今も当時の姿をそのまま残し、江戸時代の情緒を感じることができます。



▲東海道　江戸の旅を体感
江戸の旅に必要な持ち物や当時の旅にかかる費用、宿場のお土産リストなどの掲示がたくさんあり、様々な視点から当時の旅の様子を知ることができます。



▲浮世体験コーナー
久しぶりの版画、バレンが楽しかった♪
正直なところ最初は「資料館」なんて、地味で固いなぁ。と思っていました。
しかし二川本陣資料館は視点が面白く、分かりやすく解説してあります。
今とはずいぶん違う、同じ地域の話に夢中になり気づけば2時間があっという間に過ぎていました。
歴史に触れて情景が浮かんで見えると、意外と簡単にタイムスリップできるものですね。

二川本治資料館を順路に従って進んでいくと、「ひなまつり」が開催中でした。
1/29～3/13まで開催中です。
お姫さまとお殿様になろう！という企画も毎年この時期の休日に開催されています。（申し込み順）



曲がる先々に圧巻のお雛様！！！
華やかな吊るし雛もこんなにたくさん！！！


どの部屋にもたくさんのお雛様が展示されています。
迷路に迷い込んだ感覚になりました。
ひなまつりの企画以外にも、時期により催し物が変わります。
次は五月人形展です。

▲江戸時代の二川宿



▲現在の二川宿
旧街道は道がとても狭く、車のすれ違いには気を使います。
普段車で通るときには「なんて狭くて通りにくいんだ…」と感じていましたが、江戸時代に車はなく、ここが江戸時代に宿場町だったことに思いを馳せると、気持ちも穏やかになります。
行ってみると面白い「二川宿本陣資料館」おすすめです♪
二川宿本陣資料館
https://futagawa-honjin.jp/