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「超長期保証」は本当に安心?~知っておきたい仕組みとポイント~

2025/09/05

こんにちは、ハレノイエです。家を建てるとき、よく目にする「◯年保証付き!」という言葉。とくに最近は、構造や防水に関する“超長期保証”をうたう住宅会社も増えてきました。
「長く保証される=安心」と感じる方も多いですが、実はその仕組み には、あらかじめ理解しておきたいポイントもあります。
今回は、家づくりを考える方のために、「超長期保証」のメリットと気を付けたい点を“住まい手”目線で整理してみました。

目次

長く住むからこそ安心。超長期保証のメリット

知っておきたい「超長期保証」の仕組みとポイント

「保証の長さ」よりも、「家の本質」に目を向けよう

最後に

長く住むからこそ安心。超長期保証のメリット

構造や防水に対する“長期の安心感”
超長期保証の主な対象は、家の土台となる構造・防水部分。年数を重ねても安心して住み続けられるよう、施工時点からの保証体制が整っています。

点検のメンテナンスで“予防”できる
多くの場合、10年ごとの定期点検がセットになっており、雨漏りや外壁の劣化なども早期に発見しやすい仕組みです。大きな修繕になる前に対応できれば、費用も抑えられる可能性があります。

一貫した履歴管理が“資産価値”につながる
建築時から同じ住宅会社が継続して点検・補修を行うことで、住宅カルテのような履歴が蓄積されます。将来的に売却を検討する際も、しっかり管理されてきたことが信頼材料になることがあります。

知っておきたい「超長期保証」の仕組みとポイント

保証継続には“条件と費用”が掛かる
10年目以降の保証延長には、有償での点検やメンテナンスが必要になることが一般的です。
これは住まいの品質を維持するための仕組みでもあり、費用はかかりますが、その分の安心を得られると考えることができます。

他社依頼やDIYがNGになることも
リフォームや補修を他社に依頼したり、自分でDIYを行った場合、保証の対象外になることもあります。自由度が制限されるように感じるかもしれませんが、それは保証の品質を保つためでもあります。事前にルールを確認しておくと安心です。

「保証されない部分」もある
保証には対象範囲があり、すべてをカバーしているわけではありません。契約前に内容を丁寧に確認し、「どこまでが保証対象か」を明確にしておくことが大切です。
施工会社の万が一に備える
どれだけ手厚い保証でも、施工会社が倒産してしまえば保証が受けられなくなる可能性もあります。万が一に備えた第三者機関による保証制度や保険加入の有無も、あわせてチェックしておきましょう。

「保証の長さ」よりも、「家の本質」に目を向けよう

家づくりを検討していると、「保証が長い=安心」と感じたくなるものですが、実際には定期的な費用がかかる有償プログラムであることがほとんど。
もちろん、住まいの“健康診断”としての点検・メンテナンスは大切ですし、うまく活用できれば安心につながります。
でも本当に大事なのは、最初の性能設計や施工品質、そして暮らしに寄り添ったアフター対応です。
保証はあくまでその安心を支える“補助輪”のようなもの。
保証の長さに惑わされず、住まいそのものの確かさを見極めることが、安心につながるはずです。

最後に

保証の仕組みは、あくまで「安心をサポートするもの」。
だからこそ、保証の長さだけにとらわれず、“家の本質”に目を向けることが大切です。
そして何より、「誰と家をつくるか」「どんな想いで家を建てるか」に向き合うことこそ、後悔しない家づくりの第一歩ではないでしょうか。
これから家づくりを始める皆さまにとって、「保証の見え方」が少しでもクリアになれば幸いです。


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静岡県湖西市を地元に創業70年以上を迎える総合建設会社です。その注文住宅部門が私たち「ハレノイエ」。これからも、地域密着でお客様のご期待に応える確かな家づくりを展開してまいります。