耐震や耐火性能を高めることはとても大切ですが、それだけで万全とは言えません。
家族の防災意識を高めることも、家づくりと並行して取り組みたいポイントです。
避難経路と連絡手段の確認 •家の中のどこに避難できるスペースがあるか
•非常口や外への動線は確保されているか
•家族が離れていた場合の集合場所や連絡方法
これらは、いざという時に命を守る行動に直結する内容です。定期的に家族で話し合い、実際に避難経路を歩いてみると良いでしょう。
非常持ち出し袋と備蓄の準備を 非常持ち出し袋を準備する際には、 衣類や衛生用品、貴重品などを入れておき、すぐに持ち出せる場所に家族分を準備しておくことが大切です。
また、被災直後に支援が届くとは限らないため、最低3日分、できれば1週間分の水・食料の備蓄が推奨されています。
特に大規模災害の場合は、物流やインフラの回復に時間がかかる可能性があるため、備蓄の有無が大きな差につながります。
日頃から「もしも」に備え、家族構成や住まいの状況に応じた準備を心がけましょう。
こうした備えがあることで、災害時の“心の安心感”にもつながります。
