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「万が一に」備える家づくり 耐震・耐火の基本ポイント~災害リスクを見直す~

2025/06/15

近年、火災や地震などの自然災害 のニュースを目にするたびに、「自分の家は大丈夫だろうか…」と不安になる方も多いのではないでしょうか。
家づくりを考える際には、デザインや間取りだけでなく、「いざというときに家族を守れるかどうか」も大切な視点です。
今回は、「耐震」と「耐火」にフォーカスし、災害リスクに備える家づくりの基本をご紹介します。

目次

地震に強い家とは?耐震性能の基本を知ろう

火災への備えも万全に

家族でできる「備え」もセットで考えよう

最後に

地震に強い家とは?耐震性能の基本を知ろう

耐震等級で確認する「家の地震力」
「耐震等級」という言葉を耳にしたことがあるでしょうか。これは、住宅の耐震性能を客観的に示す指標で、等級1〜3までのランクがあります。

•等級1:建築基準法で定められた最低限の耐震性能。震度6強〜7程度の地震で倒壊・崩壊しない水準。
•等級2:等級1の1.25倍の地震力に耐えられる構造。学校や病院などの建物と同等。
•等級3:等級1の1.5倍。消防署や警察署など、防災の拠点となる建物と同等。

つまり、等級3の住宅は、震度7クラスの地震にも耐えやすい構造ということになります。
大きな揺れが来たときに、家族が安心して身を守れる空間。それが、地震に強い住まいの第一条件です。
ハレノイエは、耐震等級3の取得を標準とし、構造設計から施工まで丁寧に行うことで、「地震に強い家」を提供しています。

火災への備えも万全に

火災に強い家とは?安心につながる3つのポイント
火災に強い住まいとは、火の広がりを抑え、避難や初期消火がしやすい構造を備えた家です。万が一の事態でも家族の命と暮らしを守るために、以下の3つの視点が重要になります。

•火が侵入しにくい外部構造
 隣家や周囲からの“もらい火”に備えるには、屋根や外壁、軒裏といった外装部に耐火性のある素材を使うことが基本です。
•初期火災を抑える室内構造
 室内で出火してもすぐに燃え広がらないよう、内装や構造材に火に強い材料を使用することで、避難や初期消火の時間を確保できます。
•家全体への延焼を遅らせる設計

 壁の中や天井裏など見えない部分にも配慮し、火の通り道となる箇所に適切な遮断措置を講じることで、火災拡大のリスクを抑えます。
ハレノイエでは、これらの視点を具体的に反映した「省令準耐火構造」を採用しています。これは、建築基準法に基づく仕様で、一般の木造住宅に比べて火災に強く、火災保険料の軽減対象にもなります。

日常生活でできる防災対策
構造だけでなく、日常生活の中での備えも火災対策には欠かせません。

•火災報知器:設置は法令で義務づけられていますが、長期間の使用による電池切れや故障もあるため、定期的な点検やメンテナンスが重要です。
•初期消火器具:日常の中で火を使う場所、特にキッチンまわりには、すぐに使える消火器や消火道具を常備しておくと安心です。

家族でできる「備え」もセットで考えよう

耐震や耐火性能を高めることはとても大切ですが、それだけで万全とは言えません。
家族の防災意識を高めることも、家づくりと並行して取り組みたいポイントです。

避難経路と連絡手段の確認
•家の中のどこに避難できるスペースがあるか
•非常口や外への動線は確保されているか
•家族が離れていた場合の集合場所や連絡方法
これらは、いざという時に命を守る行動に直結する内容です。定期的に家族で話し合い、実際に避難経路を歩いてみると良いでしょう。

非常持ち出し袋と備蓄の準備を
非常持ち出し袋を準備する際には、 衣類や衛生用品、貴重品などを入れておき、すぐに持ち出せる場所に家族分を準備しておくことが大切です。
また、被災直後に支援が届くとは限らないため、最低3日分、できれば1週間分の水・食料の備蓄が推奨されています。
特に大規模災害の場合は、物流やインフラの回復に時間がかかる可能性があるため、備蓄の有無が大きな差につながります。
日頃から「もしも」に備え、家族構成や住まいの状況に応じた準備を心がけましょう。
こうした備えがあることで、災害時の“心の安心感”にもつながります。

最後に

家づくりは、見た目の良さや住み心地だけでなく、「家族の命を守れる場所」であることが何よりも大切です。
ハレノイエでは、安心して暮らせる家づくりを目指し、構造・素材・設計のすべてにおいて災害への備えを大切にしています。
万が一の備えは、決して特別なものではありません。
地震も火災も、実際に私たちの暮らしのすぐそばにあるリスクです。
だからこそ、「何かあってから考える」のではなく、「何もない今だからこそ備える」ことが大切です。
これから家を建てる方は、耐震等級や防火建材に目を向けてみてください。
すでに家をお持ちの方も、家族での防災対策や備蓄の見直しから始めてみてはいかがでしょうか。



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静岡県湖西市を地元に創業70年以上を迎える総合建設会社です。その注文住宅部門が私たち「ハレノイエ」。これからも、地域密着でお客様のご期待に応える確かな家づくりを展開してまいります。