BLOG ハレノイエの小さな工夫

もしもの停電も安心―太陽光蓄電池で備えるこれからの家―

2025/10/05

こんにちは、ハレノイエです。
近年、台風や地震などによる停電のニュースを目にすることも増え、「わが家も備えておいた方がいいのかな…」と感じる方も多いのではないでしょうか。
そんな中で注目されているのが 太陽光発電と蓄電池の組み合わせです。
災害時の安心はもちろん、普段の暮らしにも役立つ心強い設備です。

目次

太陽光×蓄電池は「災害時の備え」だけじゃない

停電は現実的なリスク

特定負荷型と全負荷型の違い

容量別にできること(目安)

災害時のシナリオ(イメージ)

家庭別おすすめスタイル

まとめ

太陽光×蓄電池は「災害時の備え」だけじゃない

「停電時の備え=停電時に役立つもの 」というイメージをお持ちの方も多いかもしれません。
実際には、日々の暮らしを快適にする安心の設備としても活躍します。
• 昼間に発電した電気を夜に使える=電気代の削減
• 再生可能エネルギーを活用する=環境にやさしい暮らし
• 停電時も自動で電源が蓄電池に切り替わる = 「停電に気づかない」安心感
つまり「もしも」のときだけでなく、「いつも」役立つのが、太陽光×蓄電池の大きな魅力です。

停電は現実的なリスク

地震・台風・豪雨などによる停電は、全国各地で発生しています。
数時間で復旧することもあれば、地域によっては数日以上電気が使えないケースもあります。
• 冷蔵庫が止まり、食材が傷む
• 通信が途絶えて、情報が入らない
• 真夏や真冬に冷暖房が使えず体調を崩す
こうした“電気が使えない時間”をどうカバーするかは、これからの住まいに求められています。

特定負荷型と全負荷型の違い

蓄電池を導入する際の大きなポイントが「特定負荷型」か「全負荷型」かです。
特定負荷型
 冷蔵庫や照明など、一部の回路だけをバックアップ。
 → 容量を効率よく使える反面、エアコンやIH コンロは対象外になることが多い。
全負荷型
 家全体に給電できるタイプ。
 → 普段と変わらない生活が可能だが、容量を消費しやすいため、計画的な使い方が必要。
「最低限を守りたいのか」「普段通り過ごしたいのか」で、選択が変わります。

容量別にできること(目安)

※5kW程度の太陽光発電との併用を想定しています。
■ 小容量タイプ(約5kWh前後)
• 使える目安:冷蔵庫+照明+スマホ充電を 1日程度
• 想定生活:最低限の食料保存と灯りを確保。夜間はエアコンや調理家電を控える必要あり
👉 命を守る「最低限の安心」を重視する世帯におすすめ。

■ 中容量タイプ(10〜12kWh程度)
• 使える目安:冷蔵庫+照明+通信+電子レンジ・炊飯器を 1〜2日
• 夏場は日中の太陽光発電を活用すればエアコンも使用可能。
• 想定生活:食事や在宅ワークなど、生活の質をある程度維持できる。
👉 子育て世帯や共働き世帯に安心の“現実的ライン”。

■ 大容量タイプ(15〜20kWh以上/EV+V2H想定)
家庭用蓄電池だけで15〜20kWhクラスを導入するケースは少なく、現実的には「電気自動車(EV)」の大容量バッテリーを家庭用電源として活用する「V2H(Vehicle to Home)」が主な選択肢となります。


• 使える目安:冷暖房+給湯器+調理家電+洗濯機を 2〜3日
• 想定生活:太陽光と組み合わせれば、停電時もほぼ普段通りの暮らしが可能。

メリット
• 家全体をバックアップできる大容量の安心感
• 太陽光で発電した電気を「走行+家庭用」の両方に活用でき効率的
注意点
• 共働きで日中EVが自宅にない場合、効果は半減
• 車を常時自宅に置ける環境で真価を発揮
• EV充電とのバランス管理が必要
👉 在宅ワークやセカンドカー所有世帯など、ライフスタイル次第で大きな武器になります。

災害時のシナリオ(イメージ)

• 真夏の猛暑停電
 小容量 → 冷蔵庫は守れるがエアコン不可
 中容量 → 昼間はエアコン利用可、夜は扇風機程度で対応
 大容量(EV+V2H) → 車が自宅にあれば、昼夜問わずエアコン利用可、自宅非難も快適。
• 冬の寒波停電
 小容量 → 照明・通信は確保、暖房不可
 中容量 → 昼間は暖房利用可、夜は短時間で調整
 大容量(EV+V2H) → 車が自宅にあれば、給湯や暖房も使え、家族全員が安心

家庭別おすすめスタイル

まとめ

太陽光×蓄電池は、
• 普段は 「電気代の節約」「環境にやさしい暮らし」「停電に気づかない安心感」
• 災害時は 「容量に応じた生活の継続」
を叶えてくれる心強い設備です。
さらに大容量を求めるなら EV+V2H という選択肢もありますが、ライフスタイルとの相性がとても重要です。
「わが家に合ったエネルギースタイル」を考えることが、これからの家づくりの大切なポイントです。
より詳しい情報や具体的な相談をお考えの方は、ぜひハレノイエにお問い合わせください。


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静岡県湖西市を地元に創業70年以上を迎える総合建設会社です。その注文住宅部門が私たち「ハレノイエ」。これからも、地域密着でお客様のご期待に応える確かな家づくりを展開してまいります。